日経平均が今年の最高値を更新したところで、手持ちのインデックスファンドを売ってみた。いつも売る段になると「いまが本当に売り時なのか?」と悩む。
が、今回は発想を変えて「元本だけ回収する」ことを思い付いた。おもな目的はリスク回避だが、キャピタルゲインと配当で4割くらい持ち分が増えていたので、今後日経平均が半額(この場合は異常事態だ)になったとしても利益率は20%程度確保できる。
と書くとボロ儲けみたいな感じだが、そもそも額がショボいので大したことはない。「当たってこんなもんかい」と思いつつ、ここで投資信託のメリットを見出した。
今回と同じことを株でやろうと思うと2単位以上買う必要があり最低数十万円は投入しないといけない。「この株に2単位いくくらいなら、別の銘柄を買うべきじゃないか」と思うと、結局1単位しか買えずに延々「売るか売らないか」という選択肢の間で悩むことになる。
投資信託の場合、一単位の持ち分が細かいので小刻みに売ることができる。ある程度値上がりしたところで元本を引き上げてしまえば、残りを資産化できる。貧乏投資家にとってはありがたいオプションだ。
もともとインデックスファンドを買った当時は「長期保有で資産形成」と思っていたのだが、それはそれで疑問だった。「上がったり下がったりするのが自明なのに、頂上で見過ごして良いのか?」という点がどうしてもクリアーにならなかった。
この問題への解になったのが『金持父さんのパワー投資術』。「自分の金をテーブルに乗せたままにするな」というギャンブルの原則に従うことにした。経験から言っても機会をやり過ごすとロクなことがない。